今回は、2010年にリリースされた一風変わった恋愛アドベンチャーゲーム「Digital: A Love Story」を紹介します。
ほぼ15年前のゲームですが、当時学生だった自分に大きな影響を与えた作品です...
この作品は、1980年代のインターネット黎明期を舞台に、レトロなコンピュータインターフェース(Amiga OSが元ネタの架空のOS)を通じて展開される、切なくも温かいラブストーリーです。
ストーリー
舞台は1988年。プレイヤーは古いパソコンとモデムを使ってオンラインの世界にアクセスします。
接続方法はダイアルアップ接続という方法で、電話回線を用いてインターネットと接続します。独特な接続音がちょっとわくわくさせてくれますね~。
インターネットに接続したプレイヤーは、今でいうSNSや掲示板のようなBBSで様々な人とやり取りを重ねていく中、ある女性と出会います。
「エミリア」と名乗る見知らぬ女性。テキストベースのやり取りを通して、二人は徐々に惹かれ合っていきます。しかし、エミリアの背後には謎めいた影が…。
特徴
- Amiga OSをモデルとした独特なUI
ゲーム画面は当時のパソコンを忠実に再現。ターミナル画面やテキストベースのコミュニケーションなど、懐かしい雰囲気を楽しめます。

- テキスト形式で進行するアドベンチャー
会話を通して物語が進んでいく、シンプルなゲームシステム。選択肢によってストーリーが変化することはありませんが、エミリアとのやり取りを通して、彼女の人となりや物語の真相に迫っていきます。

- 切ないストーリー
エミリアとの出会いと別れ、そして彼女の正体を巡る物語はかなり感動しました。
ゲームとはいえUIがリアルなのでちょっとドキドキします。 - 短編作品
クリアまでのプレイ時間はとても短く、気軽に楽しめる作品です。
見落としがあるとちょっと大変ですが、大体2時間もあればクリアできます。
プレイ方法
「digital a love story」はフリーゲームとして公開されており、作者のウェブサイトからダウンロードできます。
ダウンロードはこちら
対応OSはWindows、Macです。
どんな人におすすめ?
- 昔のインターネットの雰囲気を味わいたい人
- テキストアドベンチャーが好きな人
- 切ない物語に心を動かされたい人
- 手軽に楽しめるゲームを探している人
- 無料で遊びたい人
後書
「Digital: A Love Story」は、シンプルなゲームシステムながら、心に残るストーリーが魅力の作品です。
レトロな雰囲気に浸りながら、エミリアとの切ない恋物語を体験してみてはいかがでしょうか。
補足情報
- 本作は、カナダのインディーゲーム開発者Christine Loveによって制作されました。
- 続編として、「Analogue: A Hate Story」と「Ladykiller in a Bind」がリリースされています。これらの作品も、独特な世界観とストーリーで高い評価を得ています。
以上、「Digital: A Love Story」の紹介でした。興味を持たれた方は、ぜひプレイしてみてください。




