はじめに
こんにちは。自分はSES企業入社1年目のエンジニアです。
入社後すぐにSilverを取得し、開発とは関係のない案件に携わりながら、
1か月半程度の期間を経てGoldを取得しました。
待機期間ならまだしも、業務しながら資格取得するとなると、ハードルがかなり上がった印象です。そこで、
- どのようにモチベーションを保ったまま学習をしていたのか
- 短期間で取得するために意識していたこと
を中心に、自分と同じような境遇の駆け出しエンジニアの力になればと思い、本記事を執筆しました。

Java Goldとは?
ご存じの通り、Oracle認定のJava資格の内、最上位の資格となります。
想定されている受験対象者は、
「設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者」
です。
また、Gold SE11を受験するには、前提資格としてJava Silver SE11もしくは
それ以前のバージョンの資格を保有している必要があります。
詳細についてはこちらをご参照ください。
こういった説明を見ると「開発業務未経験にはハードルが高いのでは...?」
と感じるかもしれませんが、個人的には初学者でも十分合格可能な難易度だと感じました。
メリットって何?
資格を取得してから少し経ちますが、案件に飛躍的に参画しやすくなったと感じます。
自分自身、この資格取得後すぐに開発案件への参画が決まりました。
もちろん自身のスキルアップにも繋がりましたが、有効期間なども特にないので、
早めに取得するのがキャリアアップのためには有効と感じます。
また、実際あまり使わない知識も多い(先輩談)ようですが、Goldの内容まで網羅して学習しておけば
実務でもそこまで困らないと思います。
学習方法について
自分が利用したのは黒本のみで、大体3~4周程度読み返しました。
Silverの時より暗記量が多い(体感2倍くらい)ので、もっと読み込んでもいいかもしれません。
出題形式や問題数はSilverと同じ(180分で80問、63%以上で合格)です。ありがたいです。
紫本や白本も使って学習している人も多いようですが、解説まで熟読すれば
黒本だけでも十分合格可能です。
学習時間
平日は通勤時間や帰宅後に1日約2時間、休日は約3–4時間学習していました。
その結果、週に16–17時間程度学習していたことになります。
合格までは6週間程度要したので、トータル100時間程度で合格しました。
ここは個人差もあるかと思いますので、自信がつくまで勉強することが重要です。
自分は全問題の合格率が95%程度になるまで学習を続けました。
学習のコツ
短期でGoldを取得する為に、下記の内容を意識しました。
- 1問1問完璧に理解する必要はない
Goldの範囲の中には、暗記量の割に出題傾向が少ない内容があります。もちろん覚えられるだけ
覚えた方が良いですが、あまり出題されないジャンルは概要のみ理解する形でも合格は可能です。例えば、自分はアノテーションやローライズにほぼ手を付けずに本番に臨みました。
(運良くアノテーションに関する問題は出題されませんでした。)ただし、黒本の問題で不正解の選択肢については、なぜ不正解なのか全問説明できる程度に
仕上げておくことをおすすめします。。 - Notionを使って自分なりの言葉で解説を残す
学習していて初めて学ぶことや、重要度が高い内容についてはNotionというメモアプリを用いて
記録しました。
自分の言葉でメモを残すことで、より理解度が深まりました。
また、今後実務で開発する際にも復習しやすくなると思います。分からない個所や重要個所はいつでも見返すことができるようメモしていました - 何度も間違えた問題は実際の挙動を確認し、AIやQiita等を使って仕組みを理解する
可能であれば全範囲で実際の動作を確認すべきですが、短期間で取得する場合は不要と考えます。自分は黒本の解説だけでほとんど理解できましたが、一部自信がない問題については挙動を確認し、
根拠をもって回答できるようにしました。 - 帰宅後、まっすぐ机に向かって勉強する
帰宅後、ベッドやソファで休んでしまうと動けなくなってしまうタイプなので、
帰宅後はすぐ勉強する癖を習慣化しました。また、平日は2時間勉強することを心がけていました。 - 趣味や娯楽を封印する
受験日を自分で決める以上、これが意外と効果的でした。自分はゲームとアニメを合格まで
封印しましたが、早く合格して遊びたいという欲求が強くなり、モチベーションを維持したまま
学習できました。また、この方法のおかげで、本来より1週間早く受験を終えることができました。
最後に
試験の形式自体はSilverの時と同じなので、計画立てて学習を進めていけばきっと大丈夫です。
自分は来年から実務が始まります...楽しみなようで怖いです...
年末は頑張った自分を労り、ゆっくり過ごそうと思います
最後までお読みいただき、ありがとうございました~